Product line

那須夢工房の特長

製品の特長

前肩

後身頃の肩イセ分量を多く入れることで肩を前にまわします。
これにより肩の前側に空間が生まれ、腕を動かした時に肩が身頃に当たらず動きやすい服になります。

棒衿

棒衿とは一般的なカマ衿と比べて首に吸い付くように設計された衿のことで、縫製処理には通常の2倍の手間が掛かります。
衿が首に吸い付きネックに重心が掛かる為、肩に服の重さがのらずとても軽い着心地になります。

フロントエッジ

薄く柔らかいシャープなフロントエッジをつくる為に、表地と毛芯を付き合わせになるよう設計しています。これによりすっきりとした印象のスーツに仕上がります。

釦ホール

ボタンホールにはメスを入れてから穴をかがる「先メス」と穴をかがってからメスを入れる「後メス」があります。
「先メス」には先にメスを入れかがる為、口が開いたようなボタンホールになってしまいます。
それに比べ、「後メス」は穴をかがった跡にメスを入れる為、全体的に細く、目が揃ったボタンホールに仕上がります。

生産過程の特長

パターン作成

メーカー様から頂いたパターンをデザインやシルエットを変えずに、工場内の生産方法に適した縫代、縫い合わせの印などを調整します。
また、ゲージを製作し、工程の随所で使用することにより寸法や型を正確に縫製することができます。

素材テスト

スーツ地に多く使用されるウールは生地によって特性が違う為、乾燥状態と湿潤状態でどのような動きをするかを事前に調べる必要があります。
生地の動きを正確に把握しないと、出来上がり後に湿度変化によって型崩れを起こしてしまうからです。
このデータを基に、縫製時のゆとり量やアイロンのスチーム量を判断します。

裁断

関連会社でスポンジング(生地に熱と水分を加える作業)を行い、生地の歪みを緩和し寸法の安定性を高めます。
柄物の場合は粗裁ち後、一枚一枚手作業で重ね直し柄を合せます。
本裁ち後、生地を加湿BOXに一晩入れ、生地をリラックスさせます。
生地をリラックスさせる事により、製品が完成した後の寸法変化を防ぎます。

クセ取り

クセ取りとは、縫いによっての地の目変化を型紙どおりに整える作業の事です。
当社ではこのクセ取り作業を通常より多く取り入れています。
時間も手間も掛かる工程ですが、このクセ取りを省略してしまうと立体的で軽い着心地のスーツは出来ません。

芯据え

毛芯にシャーリングをかけ、表地の伸縮に合わせて毛芯が動くようにします。
また、芯据え前に加湿BOXに2時間程入れ、プレスで縮んだ身頃をリラックスさせます。
このように時間を掛けて生地を加湿することで、湿度変化による型崩れを防ぎます。

しつけ

スーツを縫製するうえで大切なゆとりを逃がさず縫製する為に、ゆとりが必要な箇所は一度しつけ止めをしてから縫製に入ります。
一環皺だらけの様に見えますが、この皺はゆとりが適切に入っている証なのです。

仕上げプレス

当社製品の特長のひとつでもある棒衿を形づくるうえで、とても重要な工程になります。
衿を詰めて、どのような首の太さの方が着用しても首に吸い付くように仕上げます。
衿仕上げプレスで使用されるプレス機をはじめ、当社で使用されるほとんどのプレス機はオリジナルで製作されたものです。